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【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの秘湯「鷲倉温泉」で夏の避暑旅

福島市街地より約5~10℃涼しい! 2種類の温泉と星空を楽しむ土湯峠温泉郷の一軒宿

外は猛暑、室内では一日中エアコン。暑さをしのいでいるはずなのに、疲れが抜けないと感じることはありませんか。

そんな夏の旅行先として注目したいのが、福島市西部の山あいにある秘湯「土湯峠温泉郷」です。

今回訪れたのは、標高1,230mに位置する「鷲倉温泉 高原旅館」。福島市街地より気温が低く、夏でも温泉にゆっくり入れる一軒宿です。2種類の源泉や星空、周辺のドライブスポットとともに、夏の過ごし方をご紹介します。

個性豊かな温泉が点在する「土湯峠温泉郷」

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

福島市街地から土湯温泉街を通り、磐梯吾妻スカイライン方面へ進むと「土湯峠温泉郷」があります。標高の高い山間部に一軒宿が点在し、宿ごとに異なる泉質や景観を味わえる温泉地です。

今回ご紹介する鷲倉温泉のほか、野地温泉ホテル、新野地温泉 相模屋旅館、幕川温泉 水戸屋旅館、幕川温泉 吉倉屋旅館、赤湯温泉 好山荘という6つの個性異なる宿があります。

「日本秘湯を守る会」に加盟している宿も多く、県内外から温泉を目的とした旅行者が訪れています。

市街地より約5~10℃涼しい、標高1,230mの一軒宿

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

土湯峠温泉郷の一角にある鷲倉温泉は、山々に囲まれた静かな一軒宿です。周囲には建物がほとんど見えず、館内や客室からはブナ林を望めます。

鷲倉温泉周辺の夏の気温は、福島市街地よりおよそ5~10℃低いといわれています。

実際に、気象庁の2025年8月の観測値を比較すると、日最高気温の月平均は、福島市街地が33.0℃、鷲倉が23.2℃でした。同じ福島市内でも約10℃の差があり、市街地で厳しい暑さが続く時期にも過ごしやすい環境です。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

客室には、日当たりなどに応じてエアコンを備えた部屋もありますが、夜は窓から風が入り、エアコンを使わずに過ごす宿泊客が多いそうです。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

朝晩は肌寒く感じることもあるほど。真夏でもさっと羽織れる上着を用意しておくと安心ですね。

一つの宿で湯めぐり気分。2種類の源泉を満喫

鷲倉温泉では、自然湧出する2種類の源泉に入れます。

一つは、やわらかな白濁が印象的な弱硫黄泉です。眺めのよい大浴場のほか、石垣に囲まれた露天風呂や、宿泊者専用の家族風呂で入浴できます。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

もう一つは、鉄鉱泉とも呼ばれる酸性緑礬(りょくばん)泉。全国的にも珍しいとされる泉質で、弱硫黄泉とは異なる色合いやお湯の特徴を持っています。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

香りや色、浴槽の雰囲気が異なる二つのお湯を、同じ宿で入り比べられることが鷲倉温泉の大きな魅力です。

明るい時間には山の緑を眺めながら、夕食後は静かな夜の空気を感じながら、翌朝は澄んだ空気の中で朝風呂を。宿泊すれば、時間帯によって表情を変える温泉を何度も楽しめます。

「夏に温泉なんて、湯上がりに暑くならない?」と思う方もいるかもしれませんが、ここは標高1,200mを超える涼しい高原。温泉から上がった後は、窓から入る山の風を感じながら、客室や館内でひと休みできます。観光の予定を詰め込みすぎず、宿でのんびり過ごす時間を長めに取るのもおすすめです。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

紅葉の時期も絶景を堪能できる

温泉は日帰り入浴でも利用できます。2026年7月現在、利用時間は10時から14時30分までで、毎週月・火曜日はメンテナンスのため休止しています。利用状況が変わる場合があるため、訪問前に公式サイトや電話で確認してください。

食事と星空を楽しむ、鷲倉温泉の一泊

温泉の後は、お楽しみの夕食です。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

夕食の一例

鷲倉温泉では、朝食・夕食ともに福島県産のお米をはじめ、地元の食材を取り入れた料理を提供しています。山菜など、山の宿らしい味わいにも注目です。

食後は、ぜひ外へ出て夜空を見上げてみてください。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

鷲倉温泉の先にある磐梯吾妻スカイラインから眺める星空

宿の周辺には建物や街灯が少なく、晴れた夜には満天の星を眺められます。星空を見ることを目的に訪れる宿泊客もいるそうです。

宿泊すれば、夕食後の星空や翌朝の温泉など、日帰り入浴では味わえない時間を過ごせますよ。

高原ドライブの目的地に。福島の山岳観光を楽しもう

鷲倉温泉は、福島の山岳観光を巡るドライブの拠点にも適しています。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

近くを通る磐梯吾妻スカイラインは、変化に富んだ山岳風景を眺めながら走れるドライブコース。標高が上がるにつれて変化する景色や空気も旅の楽しみになります。

浄土平では、火山荒原の独特な景観を眺めたり、吾妻小富士の火口壁を歩いたりできます。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

また、鷲倉温泉では電動マウンテンバイク(E-MTB)のレンタルが可能(2台/要予約)です。

電動アシスト付きなので、アップダウンのある磐梯吾妻スカイライン周辺でも、登り坂を比較的ラクに走ることができます。
体力に自信のない方や、普段あまり自転車に乗らない方でも、自分のペースでサイクリングを楽しめるのが魅力です。

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

車窓からでは見落としてしまう高山植物や、標高ごとに変わる風の心地よさを肌で感じながら、自分のペースで雄大な自然を堪能できます。

鷲倉温泉を起点としたモデルルートを楽しんで

例えば、初日は福島市内でピーチホリデイメニューやランチを味わい、磐梯吾妻スカイラインを通って鷲倉温泉へ。
翌日は浄土平や裏磐梯方面を巡れば、1泊2日で福島の街なかと高原、温泉を組み合わせた旅ができます。

鷲倉温泉へ向かう路線バスや宿の送迎はないため、車での訪問が基本です首都圏からなら自家用車で訪れるほか、福島駅や郡山駅でレンタカーを借りて周遊する方法もあります。

山道では霧が発生することもあるため、時間に余裕を持ち、明るいうちに到着できる行程を組んでくださいね。

この夏はぜひ土湯峠温泉郷で涼しい夏旅を

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

今回は、2種類の源泉と静かな環境を備えた鷲倉温泉をご紹介しました。

鷲倉温泉の他にも、土湯峠温泉郷には泉質や露天風呂からの眺望、建物の趣が異なる温泉宿が点在しています。一軒の宿でゆっくり過ごすのはもちろん、秘湯めぐりをして自分好みの温泉を探すのもおすすめです。

連日の猛暑やエアコンの中で過ごす毎日に疲れを感じたら、標高1,200mを超える福島の山へ。
高原をドライブし、温泉に浸かり、夜は自然の風の中で休む。市街地の暑さから離れ、土湯峠温泉郷でゆったりとした夏の休日を過ごしてみませんか。

鷲倉温泉 高原旅館

【ふくしまの涼スポット】標高1,230mの鷲倉温泉で夏の避暑旅

住所 福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山1
電話番号 0242-64-3224
営業期間 例年4月下旬~11月下旬
日帰り入浴 10:00~14:30(最終受付14:00)
日帰り入浴料金 大人800円、子ども400円
日帰り入浴休止日 毎週月・火曜日
アクセス

・【東北道】「福島西I.C」より国道115号線~県道30号経由(1時間)

・【磐越道】「猪苗代磐梯高原I.C」より国道115号線~県道30号経由(55分)

送迎 なし
HP 公式ホームページ

※営業日、料金、日帰り入浴の可否などは変更になる場合があります。訪問前に公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。

吾妻連峰の中腹にある秘湯「土湯峠温泉郷」

ブナ林が広がり、春から秋にかけては木々が温泉を取り囲む秘湯「土湯峠温泉郷」。

登山やトレッキングの拠点として便利な宿や、自炊しながら長期滞在ができる宿、満天の星空をひとり占めできる気分を味わえる宿など、個性豊かな宿が6つあります。ぜひ、お気に入りの宿を見つけてくださいね!

土湯温泉公式ホームページ

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