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【ピーチホリディ2025】食レポVol.4|「もも会席」by 吉川屋

桃の名宿・吉川屋が贈る、夏だけの「もも会席」

吉川屋 もも会席

全国トップクラスの桃の名産地として知られる福島市。そんな夏の味覚である桃を思う存分味わえるのが、穴原温泉「匠のこころ 吉川屋」(以下、吉川屋)の夏限定プラン「もも会席」です。

福島の桃の魅力がたっぷりと楽しめるキャンペーン「ふくしまピーチホリデイ」にも参加しており、今年で3年目を迎えるこの創作会席は、内容を大幅にリニューアルしたばかり。

先日開催されたプレス向け試食会に参加し、その全貌を体験してきましたので、レポートしていきます。

桃の名宿「吉川屋」は、もも愛がすごかった!

吉川屋 もも会席

福島市の奥座敷・穴原温泉にたたずむ「吉川屋」は、創業天保12年、今年で185周年を迎える老舗旅館。美肌の湯として知られる自家源泉の温泉と、福島の旬の味を生かした料理が高く評価され、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」や「5つ星の宿プラチナ」にも認定されています。

そんな吉川屋が近年力を入れているのが、桃に振り切った企画の数々。
ロビーでは蛇口から出てくる桃ジュースが無料で楽しめるフルーツジューススタンドや、「撫でもも」をご神体とした「もも神社」、「ももみくじ」、桃と女神をテーマにしたフォトスポット「幸せの鐘」など、桃にちなんだ仕掛けが至るところに。宿全体から桃への愛が伝わってくるユニークな旅館です。

「もも会席」って? 誕生の背景と今年の進化

吉川屋 もも会席

吉川屋が「もも会席」をスタートさせたのは2022年。
コロナ禍で観光需要が落ち込む中、「福島らしい旅の魅力を提案しよう」と、福島市が誇る桃に着目して生まれたのがこの会席料理です。

2025年の今年は、お客様の声をもとに内容を大幅にリニューアル。
最大の特徴は「桃(フルーツ)」と「もも肉(福島牛・伊達鶏)」の“Wもも”を主役に据えた構成です。

メニューを考案する中で、「桃にかけて“もも肉”を使ってみては?」という一言がヒントになったのだとか。

さらに今年は、温かい料理を多めに盛り込み、味の緩急を意識した流れに。甘味・塩味・酸味・旨味など、さまざまな味覚がバランスよく組み込まれています。

料理には、福島県産の農産物や常磐ものの魚など、地元の食材がふんだんに使われており、まさに「オールふくしま」と呼べる内容です。

吉川屋 もも会席

また、デザートとは別に、福島市の鉄工所が手がける本格ジェラートの店「nodatetufoods(ノダテツフーズ)」の桃ジェラートと交換できる引換券が、特典として付いてくるのもうれしいポイント。
館内の売店で好きなタイミングで引き換えられるので、湯上がりや翌朝にも“桃のお楽しみ”が続きます。

実食レポート:五感で楽しむ、「桃」と「もも」のハーモニー

吉川屋 もも会席

もも会席のお品書き(7月22日時点の情報です)

女将からのあいさつの後、総料理長・大友博幸さんによる会席の説明を受けたあと、いよいよ試食会がスタート。
一品ごとに料理長が食材のこだわりや背景をていねいに説明してくださいました。

使用される桃は時期により異なり、試食会の日は「ふくあかり」一種類。今後は「あかつき」やその他の品種を組み合わせていく予定です。

甘さ・酸味・食感の違いを考慮し、料理ごとに最適な品種を使い分けるところもこだわりのひとつです。

吉川屋 もも会席
「前菜」は、ビシソワーズと桃のすり流し、仙台麩の桃味噌漬け、若桃のソースが添えられた荏胡麻(えごま)豚の生ハム巻き。

それぞれ異なる食感や味に個性があり、これからの展開への期待が高まります。

吉川屋 もも会席

「吸椀」では、吉川屋名物の「薬膳美肌スープ」に、なんと生の桃がイン。意外な組み合わせでしたが、スープの温かさとフレッシュな桃の甘みが調和していました。

吉川屋 もも会席
「造り変り」には、常磐ものの白身魚や北寄貝などが、伊達市産の希少な天津紅桃(てんしんべにもも)を使った赤色が鮮やかなドレッシングとともに登場。カルパッチョ風の一皿で、山葵ビーズ、レッドペッパーの刺激が絶妙なアクセントに。

ドレッシングに使用されている天津紅桃のピューレは、ジェラート特典で連携している「nodatetufoods」から、ジェラートの素材の一部を特別に譲っていただいたものだそう。地域連携が皿の上でも感じられました。

吉川屋 もも会席
「しのぎ」は、「やない製麺」の「もも麺」、常盤ものの焼き穴子に、県産牛乳のクラムチャウダーを目の前でかける演出が楽しい一品。そうめんの塩気と、やさしい味わいのチャウダー、焼き穴子の香ばしさが一体となっていました。

吉川屋 もも会席

「主菜」のローストビーフは、感動ものでした!
極厚にカットされた福島牛の内もも肉は、脂の少ない部位ながら、温度管理が徹底されており、歯で簡単に噛み切れるやわらかさでした。噛むたびに溢れてくる肉汁がたまらない!

バターでソテーした桃のこっくりした甘味、香ばしいアスパラの炭火焼との相性も抜群です。

吉川屋 もも会席

「冷やし鉢」には、桃の揚げ出しに、色とりどりの水玉野菜、日本酒のジュレ、そしてとうもろこしのぬか漬けソースという、驚きの組み合わせ。水玉野菜は、涼しさを感じられるよう、水玉のように丸くくり抜いた夏野菜です。

とうもろこしは皮ごと蒸したあと、ぬかで2日間寝かせ、ミキサーにかけてていねいに裏ごしし、さらに煮詰めて仕上げたという手間ひまかけた一品です。このぬか漬けソースが個人的に特にお気に入りでした。

吉川屋 もも会席
「食事・留椀・香の物」は、伊達鶏もも肉の炊き込みご飯に、あおさ味噌汁、そして桃のぬか漬け。桃はぬか床にたまった水分だけで漬けることで美しい色合いと食感が保たれており、浅漬け感覚で楽しめました。

吉川屋 もも会席

「桃いろいろデザート」には、生の桃、桃のワイン煮、福島の柚子に漬け込んだクリームチーズのタルト、黄桃ジャム、白桃ゼリー、白桃キャラメルポップコーンなど、バラエティ豊かな品々が並びます。

バニラアイスには、天津紅桃のソースと福島県産ウイスキー「963」のソース。自家製のカスタードソースと糀あんこソースも添えられ、自由に味の変化を楽しめます。

いろいろな味を少しずつ。まさに、“福島の桃”の魅力を存分に感じられるデザートプレートでした。

「もも会席」で福島旅を満喫しよう

吉川屋 もも会席

左から、総料理長の大友博幸さん、女将の畠ひで子さん、常務執行役員の畠隆介さん

「もも会席」と聞くと、「甘い料理ばかりなのでは?」と思われるかもしれません。
けれど実際には、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味、そして温かさと冷たさ、食感のコントラストまでが巧みに計算されていて、緩急のある奥深い味わいが楽しめました。

桃ともも肉の両方を主役に据えることで、最後まで飽きずに満足感もしっかり。一人前あたり約3個分の桃が使われており、食物繊維もたっぷりです。

また、県内企業の麺やピューレ、ジャム、ゼリー、ウィスキーなどを積極的に取り入れ、「オールふくしま」の魅力を伝える工夫も随所に感じられました。

「もも会席をきっかけに、地元企業の商品を知ってもらえたら」と語るのは、総料理長の大友博幸さん。一皿一皿に、地域への想いが込められていました。

もも会席の提供は2025年8月末まで。“桃”と“もも”の魅力をまるごと味わいに、ぜひ夏の福島へ足を運んでみてください。

デジタルスタンプラリーで豪華賞品が当たるチャンス!

「ふくしまピーチホリデイ2025」では、デジタルスタンプラリーを開催中です。参加店で飲食や宿泊、お買い物、体験をしたら参加店にあるQRコードを読み込んで、デジタルスタンプをゲットしてください。スタンプの数に応じて、抽選で温泉宿泊券、名産品などの参加店協賛品やその場で使える割引クーポンなど豪華賞品が当たるチャンス。
さらに、デジタルマップも導入され、お店巡りがよりスムーズに。

福島の桃を楽しんだら、ぜひデジタルスタンプラリーにもご参加ください。たくさんのご応募をお待ちしています!

ふくしまピーチホリデイ2025 特設サイト

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