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親子で冒険!「UFOの里」で楽しむ不思議と自然のまるごと体験
サイトリニューアルを手がけた高木さん親子が伝授する「UFOの里」の歩き方

「UFOの里」と聞いて、どんな場所を想像しますか?
福島市飯野町にあるこのスポットは、UFOの目撃情報が多く寄せられてきたという不思議な山「千貫森(せんがんもり)」のふもとに広がる、ちょっとユニークな施設群です。
先日、TV番組「アルピーの福島あるある認定委員会」や「緊急!町民オーディション」でも“UFOが来る飯野町”と紹介されていましたね。
親子連れにも人気の場所なのですが、「どこで何ができるの?」「小さい子どもでも楽しめる?」と、行ったことがない人にはなかなかイメージしづらいかもしれません。
そこで今回は、「UFOの里」Webサイトのリニューアルを手がけたWebデザイナーの高木光さん・はる君親子と一緒に現地を歩き、おすすめの楽しみ方を教えてもらいました。
親子で何度でも訪れたくなるUFOの里の奥深い魅力をたっぷりご紹介します。
目次
不思議な魅力あふれるスポットが点在するUFOの里

UFOの里マップ
「UFOの里」とは、標高462.5mの美しい円錐形の山・千貫森(せんがんもり)を中心に広がる、不思議な魅力にあふれたエリアです。
全国屈指のUFO資料を展示する「UFOふれあい館」、宇宙や飯野町にちなんだお土産が並ぶ「UFO物産館」、軽食が楽しめる「パノラマ食堂」(UFO物産館に併設)のほか、自然豊かな千貫森公園、テニスコート、小手神社、謎の巨石群、山頂には「UFOコンタクトデッキ」など、個性豊かなスポットが点在しています。
宇宙人に出会える? UFO道と見晴らし抜群のコンタクトデッキまでを散策
まずはUFO(遊歩)道と、見晴らし抜群のコンタクトデッキまでを散策してみました。千貫森の山頂を目指すUFO道は、大人の足で登り20分・下り20分ほどの散策コース。段差やでこぼこ道があるので、歩きやすい靴がおすすめです。
生き物が大好きな高木さんの息子・はる君は、「テントウムシ!」「かなちょろ(トカゲ)!」と道中で立ち止まっては観察。松ぼっくり集めに夢中になるなど、自然そのものが遊び場になっています。
木が生い茂っているので直射日光は気になりませんでしたが、虫が気になる方は虫よけスプレーなどで対策をお忘れなく。

UFO道では行く先々に宇宙人が!

山頂にそびえるコンタクトデッキ
千貫森は「UFOの飛来地」とも言われ、磁石の針が乱れる不思議な現象が起こる山としても有名です。道中にある「ピンカラ石」と呼ばれる磁力を帯びた石に方位磁石をかざすと、針がぐるぐる回るかも……? 夏休みの自由研究にいかがでしょうか。
山頂のコンタクトデッキでは、宇宙人を呼ぶ呪文「ベントラーベントラー スペースピーポー ここは千貫森上空」を唱えてみてください。UFOがやってくるかもしれませんよ!


山のふもとには「千貫森公園」があり、ロープジャングルジムや滑り台、吊り橋、ブランコ、UFO型の遊具などで遊べます。休憩できる東屋やBBQ設備、オムツ替えスペース付きトイレもあり、家族でゆったり過ごせる環境が整っています。
公園から見える市街地の眺望も見逃せません。

大人数で座って休める東屋

BBQコーナー(要予約)
公園の近くには、小手神社やテニスコート(要予約)もありますよ。
グルメもお土産もここで! 食堂&物産コーナーで親子時間を満喫
山歩きでお腹がすいたら、敷地内の「UFO物産館」や「パノラマ食堂」へ。ラーメン、カレー、そば、うどんなどの軽食メニューが揃っており、子ども連れでも気軽に利用できます。瓶コーラやアイスの販売もあり、ちょっとした休憩にもぴったりです。外には飲み物の自動販売機もありますよ。

窓の外には絶景が広がります

はる君もパノラマ食堂のラーメンがお気に入り
私のおすすめは「とびうおラーメン」。あっさりスープに太メンマ、大きめチャーシュー、シャキシャキのネギともやしが乗った、食べ応えのある一杯です。お子さんには取り分け用のお椀も用意してくれるので、シェアして楽しめますよ。
ラーメンはスープがなくなり次第終了なので、確実に食べたい方は早めの時間がおすすめです。

売店の様子

暑い日にはアイスはいかが?
食堂に隣接する「UFO物産館」には、宇宙をテーマにしたユニークなお土産が並びます。300〜400円のクリアファイルやキーホルダーは手頃で人気。
Tシャツや缶バッジ、ステッカーなど、大人向けのグッズも豊富です。スタッフさんによると、ロシアのソユーズロケットに乗って宇宙を旅した乳酸菌を練りこんだ「宇宙のグミ」がよく売れているそう。エビグラタンやチョコレートケーキなどをフリーズドライにした宇宙食は、話題づくりにもぴったりです。


UFOふれあい館で遊ぶ・学ぶ・発見する! 館内のおすすめポイント

UFOふれあい館の外観
UFOふれあい館のメインは、1階の展示コーナー。日本や世界中から収集した3,000点におよぶUFO資料のパネルを展示しています。
UFOの仕組みを解明するUFO展示室や、宇宙人エリアのフォトスポット、3Dメガネをかけて大迫力の飛び出す映像が楽しめる「3Dバーチャルシアター」など、夢中になる展示や仕掛けが満載です。★

はる君は入口すぐのミステリーゾーンがお気に入り

一番人気の宇宙人「正太郎」(手前)
そして、高木さんイチオシのスポットは2階にあるとのことで、上がってみました。

2階には靴をぬいで上がります

実家のようにくつろげそうな和室
和室は2部屋あり、テレビやテーブル、座布団を自由に使うことができ、Wi-Fiも完備。飲食の持ち込みも可能(ごみは各自持ち帰り)で、親子でまったりくつろげる休憩スペースとなっています。春には窓から満開の桜が望め、高木さんのお気に入りの場所なのだとか。
同じ2階にある給湯室も自由に利用可能。やかん・レンジ・食器類が揃っているので、ママ友親子数組での集まりなどにも便利そうですね。

清潔感のある女湯
さらに、ここUFOふれあい館ではなんとお風呂にも入れるんです! 入館料に入浴料も含まれており、遊び疲れたあとにお風呂でリフレッシュしてから帰るのが、高木さんご家族の定番コースなんだとか。
親子で楽しむUFOの里モデルコース(所要:約4〜5時間)
高木さんのお話を参考に、モデルコースを作ってみました。このコースなら自然体験、学び、グルメ、癒しが1日で全部楽しめます。ぜひ参考にしてくださいね。
【11:00】UFO道で山頂へハイキング
登り20分・下り20分の散策。虫探しやピンカラ石など、自然とのふれあいが楽しめます。
【12:00】パノラマ食堂でランチ&物産館でお買い物
軽食をとってひと休み。なつかしの瓶コーラやアイスの販売もあります。お子さん用の取り皿あり。物産館ではUFOグッズやお土産をチェック。
【13:00】公園でひと遊び
すべり台やジャングルジムなどの遊具で思いっきり体を動かそう! 晴れた日には市街地を一望する絶景も楽しめます。
【13:30】UFOふれあい館を見学&休憩
展示や3DシアターでUFOの世界を体験。2階の和室で休憩もでき、飲食持ち込みOK。Wi-Fi完備でのんびり過ごせます。
【14:30】お風呂でリフレッシュして帰宅
館内のお風呂で汗を流して1日を締めくくり。親子揃って大満足の半日コースです。
「UFOの里」Webサイトがリニューアル! 親子のリアルな声を形に

高木さんがリニューアルを手がけた「UFOの里」Webサイト
今回UFOの里を案内してくれた高木さんは、地元で活動するフリーランスのWebデザイナー。仕事と子育てを両立しながら地域に根ざした活動を続けています。
高木さんが手がけた「UFOの里」のWebサイトリニューアルは、「福島市デジタル人材バンク」を通じて、サイトリニューアルを希望するUFOの里と、デジタル人材に登録していた高木さんとがマッチングしたことから始まりました。親子で何度も現地を訪れた実体験をもとに、「見てすぐ伝わる」「親しみやすい」デザインに仕上げています。
リニューアル後は使いやすさが向上し、「すばらしいサイトができた」と施設担当者からも高評価。イベント情報の発信や問い合わせも増え、今では施設と利用者をつなぐ重要なコミュニケーションツールとして活用されています。
10体の宇宙人キャラクターが生き生きと動く、遊び心あふれるWebサイト。UFOの里を訪れる前に、ぜひ一度のぞいてみてください。
高木さんが地域と人をつなぐ「施設の顔」であるホームページを再生した取り組みが「福島市デジタル人材バンク」のWebサイトに詳しく掲載されています。ぜひあわせてご覧ください。
日常を抜け出し、親子で楽しむ不思議体験の時間
今回、高木さん親子と一緒にUFOの里を巡ってみて、「こんな過ごし方もあったのか!」と目からウロコでした。自然の中でのびのび遊び、学び、癒される時間は、親子で過ごす休日にぴったりです。今度は私も子どもたちを連れて遊びに来ようと思います。
次の休日は「ちょっと不思議で楽しい1日」を体験しに、UFOの里を訪れてみてはいかがでしょうか。
国際未確認飛行物体研究所設立4周年記念「UFOの日千貫森まつり」
福島市飯野まちづくり研究会は2025年6月22日(日)、国際的なUFOの日(6月24日)と、国際未確認飛行物体(UFO)研究所設立4周年を記念して、「UFOの日千貫森まつり」を開催します。
以下は、2024年の「UFOの日千貫森まつり」の様子と、「UFOフェスティバル2024」をご紹介した記事です。