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世界初! 葉っぱ切り絵の常設美術館「リト リーフアートミュージアム福島」が福島市内に誕生

併設の「松屋レストラン憩いカフェ」では、あづま果樹園 100%ももジュースも楽しめる

リト リーフアート ミュージアム福島

一枚の葉っぱを切り抜いて、動物や人、モノなどを形作るアート作品「葉っぱ切り絵」をご存じでしょうか?
全国で作品展を展開する葉っぱ切り絵アーティストのリトさん(リト@葉っぱ切り絵は、TV番組や新聞など国内メディアで続々と紹介されるほか、世界各国のネットメディアでも驚きをもって取り上げられています。SNS総フォロワー数は、なんと70万超!(2024年2月現在)

そのリトさんの作品を集めた世界初の常設美術館が、福島市飯坂町にある「片岡鶴太郎美術庭園」に併設するかたちで6/28にグランドオープンしました。

福島にオープンした背景や、リトさんが作品に込めた想い、オープンから1か月のお客さんの反応などのお話を伺うと同時に、併設のレストランでいただけるピーチホリデイメニューもレポートしていきます。

リトさんとリーフアートミュージアム福島について

葉っぱ切り絵アーティスト リトさん

葉っぱ切り絵アーティスト リトさん

リト リーフアートミュージアム福島の入口

リト リーフアートミュージアム福島の入口

リトさんは、自身のADHDによる偏った集中力やこだわりを前向きに生かそうと、2020年より独学で作品制作をスタート。ボールペン画など、さまざまなアート作品を発表してきました。緻密な作業と集中力が必要とされる葉っぱ切り絵はリトさんと相性が良く、デザインナイフ1本から切り出されるリトさんのユニークな作品は、少しずつ注目を集めるようになります。

リトさんの作品「素敵な空が見えるよ、明日もきっと」

リトさんの作品「素敵な空が見えるよ、明日もきっと」

SNSで毎日1作品の投稿を続けていった結果、多くのメディアで取り上げられるようになり、現在では全国各地で作品展を開催するまでに。リトさん自身も忙しく全国を飛び回っていますが、SNSへの投稿は今も続けているのだそうです。

片岡鶴太郎美術庭園の外観

そんなリトさんの作品を「片岡鶴太郎美術庭園」を経営する株式会社 松屋の代表が目にして感銘を受け、「ぜひ福島で常設展を!」とアプローチしたのが、リト リーフアートミュージアム福島オープンのきっかけでした。

リトさんは福島への常設美術館の開設を快諾。「福島をきっかけにして、作品や想いを多くの方に広げたい。そして、ゆくゆくは世界へも広がっていけば嬉しいです」とコメントしてくださっています。

葉っぱの上の物語を想像して楽しもう!

それでは、ミュージアムに入ってみましょう。森の中をイメージしたミュージアムに一歩足を踏み入れると、鳥のさえずりが聞こえてきて、本当に森の中にいるみたいです。

リトリーフアートミュージアム福島の館内
リトリーフアートミュージアム福島 作品

テーマの異なる3コーナーがあり、館内は作品の撮影・SNSでのシェアもOKです!

「Travering」…定期的に作品が入れ替わるコーナー
「Seasonal」…季節を感じる作品や、星座シリーズ、ハッピーバースデーシリーズなど
「Lito’s Selections」…リトさんが今見てほしい作品や、普段は世に出ない作品など

リトリーフアートミュージアム福島の施設マップ

2020年の初期の作品から、2024年の最新作まで計47点が展示されています。葉っぱ切り絵作品と一緒に、SNSに投稿したときの写真も並んでいるので、じっくり見比べてみてください。
白い紙が背景の作品は初期のものが多く、透明のアクリル背景の作品は比較的新しめなのだそう。

リトリーフアートミュージアム限定公開「葉っぱのミュージアムにようこそ!」

リトリーフアートミュージアム限定公開「葉っぱのミュージアムにようこそ!」

壁に映る影までアート作品のよう

壁に映る影までアート作品のよう

館内の作品はリトさんの意向を聞きながら、3~4か月に1回を目安に、全国を巡回する臨時企画展などと作品の入れ替えを行います。常設展から企画展に、また企画展から常設展に。リトさんの作品は全国を駆けめぐり、多くの人の目を楽しませてくれることでしょう。

リトリーフアートミュージアム福島 作品

作品の小ささや精巧さに驚きます

リトリーフアートミュージアム福島 作品

取材時はオープンから約3週間が経った頃でしたが、お客さんの年齢層は子どもからシニアまでまんべんなく、週末には数百人が来場しているそうです。中には関東圏や、アジア圏など海外から訪れる方も。リトさんの知名度の高さが伺えますね。

ミュージアムショップでオリジナルグッズをゲットしよう

リト リーフアート ミュージアム福島 ミュージアムショップ

ミュージアムショップ「LITO LEAF SHOP」には絵本やポストカード、メモ帳、ぬいぐるみ、トートバッグなど、さまざまなアイテムが並びます。

お客さんの声を記入する感想ノートには「作品の細かさに驚きました」「素敵な作品ばかりです。福島にきてくれてありがとう」といった声や、支援学校の先生からは「ぜひ教材として、生徒を連れてきて見せてあげたい」との声も。
ノートをパラパラめくっていると、老若男女、たくさんの人がリトさんの作品に癒されている姿が目に浮かびます。

リト リーフアート ミュージアム福島 ミュージアムショップ
リト リーフアート ミュージアム福島 ミュージアムショップ

ピーチホリデイメニュー「松屋レストラン憩いカフェ」のあづま果樹園100%ももジュース

リトリーフアートミュージアムを楽しんだ後は、施設内にある「松屋レストラン憩いカフェ」でピーチホリデイメニューのももジュースをいただきました。

松屋レストラン憩いカフェ
片岡鶴太郎美術庭園 中庭

こちらがピーチホリデイメニューの「あづま果樹園の100%ももジュース」

松屋レストラン憩いカフェ あづま果樹園の100%桃ジュース 660円(税込)

あづま果樹園の100%ももジュース 660円(税込)

一口飲んでみると、桃の味が濃い! それでいて飲み口はすっきり爽やかで、暑い夏でもごくごく飲めます。100%福島の桃を年中いつでも楽しめるなんて贅沢ですね。

松屋レストラン憩いカフェでは、ももジュースを昨年も提供していましたが、ミュージアムオープンに合わせてメニューをリニューアル缶入りをやめて瓶入りのジュースにしたので、より雑味なく桃本来の美味しさを味わえるようになりました。

あづま果樹園の100%ももジュースは、6/28ミュージアムオープンイベントでも「蛇口から桃ジューススタンド」で提供されていました。イベントの合間に蛇口をひねってももジュースを飲んだリトさんも「美味しかったです」と太鼓判を押してくれています。

松屋レストラン憩いカフェは、今年から食事メニューも一新しました。具が選べるサラサラのカレーや有機栽培のコーヒーなど、ひとつひとつの材料にこだわりをもって、新しい定番を目指しています。

リトさんの素敵な作品に会いに行こう!

作品をじっくり観察したり、タイトルから森の動物たちのストーリーを思い描いたり、SNS写真と展示されている現物を見比べたりと、リトさんの作品には見どころがたくさんつまっています。

リト リーフアートミュージアム福島は年中無休でお盆も開館しているので、福島の方はもちろん、遠方の方や帰省の途中にもぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

リト リーフアート ミュージアム福島 施設情報

施設名 リト リーフアート ミュージアム福島
住所 〒960-0201 福島県福島市飯坂町字銀杏1-13
電話 090-8783-1313
開園時間 9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
定休日 年中無休
入場料 ●リトリーフアートミュージアムのみ
一般1,200円
シニア1,000円
高校生800円
中学生以下無料
●鶴太郎美術館とセット
一般2,000円
シニア1,700円
高校生1,300円
中学生以下無料
公式SNS

公式サイト

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駐車場 あり

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齋藤幸子(さいとうゆきこ)

レギュラーライター

齋藤幸子(さいとうゆきこ)

2010年に福島市に転入。WEB制作会社→銀行窓口業務→大学広報補佐を経験。2児の子育てをしながら、2019年より「福島に移住・転入した女性が、福島の暮らしの情報を発信するサイト tenten」でライター活動をはじめる。現在はフリーライターとして各種WEB媒体で執筆中。主に地域情報や生活情報の発信を行ってきたが、観光ノートのライターになり取材記事の沼にハマる。写真撮影、画像編集、マップ作成なども行う。

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