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福島の冬の贅沢! 露天風呂付客室がある宿3選
土湯・高湯・飯坂からお届けする、心と体を癒す旅
冬の寒さが深まり、あたたかな安らぎが恋しくなるこの季節。冷えた体を芯からポカポカに温めてくれるものといえば、やはり“温泉”ではないでしょうか!
日帰り温泉も良いですが、できることなら宿泊してのんびりしたいし、もっと言うなら、誰の目も気にせずにゆっくり温泉を独り占めできたら最高ですよね。
今回は、そんな願いを叶えてくれる“冬の贅沢! 露天風呂付客室がある宿”をご紹介します!
福島が誇る「土湯温泉」「高湯温泉」「飯坂温泉」から1宿ずつ厳選してみましたよ。どのお宿も、冬の寒さを忘れるほどのあたたかなおもてなしと、心安らぐひとときを過ごせること間違いなしです。
癒しと安らぎの宿、土湯温泉「はるみや旅館」
最初にご紹介するのは、福島駅から車で約30分。豊かな自然あふれる磐梯朝日国立公園内に位置し、温泉街の街歩きと自然探索の両方を楽しむことができる土湯温泉にある「はるみや旅館」です。
ここは全部で10室、4タイプの部屋がある旅館なのですが、なんとそのすべての部屋に源泉掛け流しの露天風呂(うち1室は半露天風呂)がついているんです。
みかげ石造りの露天風呂、ひのき造りの露天風呂、専用庭がついている露天風呂などお部屋によって露天風呂のタイプが違い、それぞれの趣を楽しめます。
こちらのお部屋は、2022年3月にリニューアルで誕生したばかりの和洋室。
福島県産の杉材を丸々1本使って柱や建具、床材に使用したという室内は、木の質感たっぷりであたたかみがある落ち着くお部屋です。
写真ではわかりにくいのですが、天井照明内臓プロジェクターも設置されていて、夜は映画館にも変身できちゃうそうです。
そして人気の食事は、夕食・朝食ともに仲居さんが部屋まで運んでくれる部屋食。地元の旬な食材をふんだんに使ったこだわりの日本料理を、ゆっくりプライベート空間でいただけます。
また冬の時期は堀こたつが用意されていたり、柚子風呂や冬至カボチャ、年越しそばやお節料理なども登場するそうで、日本の行事に合わせた細やかな嬉しいおもてなしがいっぱい!
“何もしない時間をゆっくり過ごしてもらえるように”と、仲居さん達による個別のサービスと心遣いがとても人気で、何十年も通っている方や毎月来る常連さんも多くいらっしゃるとか!
私も2年前に宿泊したのですが、料理の美味しさ、上げ膳据え膳の感動、入りたいときに簡単に開放的な温泉に入れる贅沢さ、仲居さんの心配り……、これらを余すことなく堪能した結果、部屋から1歩も出ることなく大満足して帰ってきたのを今でもよく覚えています。
ご夫婦や恋人はもちろん、部屋食なので小さな子連れでも行きやすいですし、バリアフリー化されているお部屋や温泉もありますので、どんな方にも癒しと安らぎの時間をお届けできるお宿です。
大切な人と過ごしたい、高湯温泉「ひげの家」
次にご紹介するのは、こちらも福島駅から車で約30分。福島屈指の景勝地で知られている磐梯吾妻スカイラインの玄関口に位置する高湯温泉にある「ひげの家」です。
高湯温泉といえば、「じゃらん人気温泉地ランキング2024」の満足度ランキング総合部門で堂々1位に輝くほどの人気の温泉地なのですが、人気の理由はやっぱり“お湯の良さ”!
歓楽的な遊びを禁じた高湯のしきたり「一切の鳴り物を禁ず」という掟を、代々の宿主たちが厳守し護り続けてきた結果、高湯温泉は今でも地形の高低差を利用した昔ながらの自然流下による引き湯。そして一切加水・加温をしていない源泉100%かけ流しの、新鮮で効能濃厚な白濁の硫黄泉を堪能することができます。
そんな高湯温泉の中で、客室露天風呂があるのは唯一、ひげの家だけです。
日々、湯の状態や天候を感じ取りながら湯量や温度などのこまめな管理調整をしていく必要がある高湯で、客室に露天風呂を引くのは簡単なことではありません。
ですが「高湯の良い湯を、少しでもより良い状態で楽しんでもらえたら……」と、代表自らが掃除や管理を務めるひげの家の湯は、やはり一味も二味も違います。
全部で10部屋あるうち、客室露天風呂がある部屋は2部屋。やはり1番人気で、2〜3か月先まで予約が埋まっているとのことです。
早速お部屋を見せていただくと〜
広々とした解放感のある空間に、おしゃれな家具やインテリア。大きな窓からは四季折々の姿を見せてくれる山間の景色が。
そしてベランダには、新鮮で効能あふれる白濁な硫黄泉を独り占めできる露天風呂!
冬の雪景色は息をのむ美しさとか。もう、最高以外の言葉は見つかりませんね。
宿泊客の半分はリピーターで、日によって全室リピーターの日もあるほどにファンが多い人気のお宿なのですが、その理由はお湯だけではありません。
毎月変わる大自然の素材と旬の幸をふんだんに使った会席料理が好評なのはもちろん、毎日のようにお褒めの言葉をもらうという食器は、特注の有田焼。特注家具やこだわりのアンティークインテリア。代表自ら日々飾ったり交換しているという宿内に散りばめられた花々。
随所に、お客様をおもてなしするあたたかい心遣いと細部へのこだわりを感じます。
「高湯は湯が良いのは当たり前なので、そこにあぐらをかかないように、自分たちの色を出しながら……」と話してくださった代表取締役の後藤秀人さんの言葉からは、この高湯という最高にシンプルで最高に贅沢な環境を活かした、ひげの家ならではの魅力を存分に感じました。
間違いなく、大切な人と過ごしたい宿です。
幅広いスタイルで楽しめる、飯坂温泉「飯坂ホテルジュラク」
ラストにご紹介するのは、東京駅から乗り換え1回でアクセス良好! 多くの偉人が訪れてきた奥州三名湯の一つ、飯坂温泉にある「飯坂ホテルジュラク」です。
飯坂ホテルジュラクは、これまでご紹介してきた宿とは違い、子ども連れの家族旅行はもちろん友人や職場などの団体旅行などでも気軽に楽しめる、さまざまな施設や客室などがある大型の温泉宿泊施設です。
多くの客室がある中で今回ご紹介するのは、福島の空をテーマにしたプレミアムな新感覚客室「SORA」の最高グレードの露天風呂付き客室です。
最上階である11階にある和モダンな内装のお部屋で、広々としたベランダもあり、開放感があります。
気になる露天風呂はこちら!
一人では持て余すほどの広々とした客室風呂からは、摺上川沿いのレトロでノスタルジックな風情溢れる温泉街を一望できます。(※ 客室のお風呂は温泉ではありません。温泉は施設内に別途あります)
日が暮れてくると雰囲気も変わります。
冬の冷えた身体を優しく温めながら、雪景色や星空も独り占めできる贅沢を味わえますよ!
お食事は夕食・朝食ともに、実演中心の五感で楽しむ季節毎のテーマバイキング! ディナーは和洋中60種類以上ある出来立て&作りたての美味しいお料理を食べることができます。
実は先日、家族旅行と題して5歳〜70歳までの10人の老若男女で宿泊してきたのですが、想像以上に大満足! 年配者は露天風呂付き客室でゆっくりした時間を過ごし、若者たちはカラオケして、卓球して、温泉たまごを作って……と館内でアクティブに。そして夕食・朝食時のバイキングは全員一緒のテーブルで、好きなものを好きなだけ食べる!という時間を過ごしてきました。
好みや年齢が違う者同士が集まっても、思い思いの時間と楽しみを共有する時間との両方を過ごすことができ、大満足な時間となりました。
個人、ファミリー、グループ、ビジネスなど、幅広いスタイルで楽しめるお宿ですよ。
いかがでしたか? 露天風呂から望む雪景色が待ち遠しいですね。
今回は客室露天風呂をご紹介しましたが、もちろんどの宿も部屋風呂のほかにも、大浴場や露天風呂、貸切風呂など、自慢の温泉が揃っています。
冬の寒さを忘れさせてくれる温泉の温もり、個性あふれる客室と食事、そして心あたたまるおもてなしが、あなたの特別な時間を彩ること間違いなし!
冬の福島で、心と体を癒す旅をぜひご体験くださいね。