MAXふくしまに誕生した「ユイバース」で異文化を知る

外国にルーツを持つ人々が、福島市で孤立しないで安心して生活していくための場所「Yuiverse（ユイバース）」がオープン。
さまざまな国の方が多文化に親しむことができる「リビングルームのような空間」というコンセプトを掲げ、もちろん日本人の利用も歓迎しています。

場所はJR福島駅東口から徒歩約7分、曽根田にあるショッピングセンター『MAXふくしま』3階で、買い物ついでや映画鑑賞の前後にふらっと一人でも立ち寄れるアクセスの良い環境。

でも、どんなところか知らないと入りづらいですよね……。

そこで今回、ユイバースで行われているイベントに子連れで参加してきました！
とっても楽しく貴重な時間が過ごせましたので、最後まで読んでいただけるとうれしいです。

2023年9月30日にオープンしたユイバース

ユイバース創設の経緯

Yuiverse（ユイバース）は「福島市国際交流協会」により運営されている多文化共生センターの愛称。この名称は全国から公募。29都道府県から214名、計327件の応募の中から選ばれたものです。
※ちなみに「Yuiverse」は世界の人々がつながる意味の「結い」と「universe」をミックスした造語なんだとか。

最近よく「多様性」という言葉を耳にしますね。
多様性とは皆さんご存じの通り、人や社会に存在するさまざまな個性や特徴を認め、尊重すること。現在、世界中で多様性に対する社会的な取り組みが推進され始めています。

福島市国際交流協会は「福島市に移住してきた外国人の方たちが暮らしやすく、そして安心して長く住んでほしい」との思いから、2023年9月にユイバースをオープンしました。

オープニングセレモニーには150名以上が集まりオープンを祝った（写真提供／ユイバース）

どんな人が利用できるの？

日本人と外国人で立ち上げたユイバース

カフェスペース前。リラックス空間で会話も弾む

 

さまざまな言語で書かれている連絡板

誰でも気軽に記入できる交換ノート

 

不用品コーナーの掲示は三か国語！

利用方法

• 誰でも利用可能
• 入場無料
• 会員団体は物販にも利用可能（有料）

主な機能

• さまざまな国籍の人々の交流推進スペース（カフェテリア）
• モニター等を活用したミーティングスペース
• 多文化共生推進団体や外国人コミュニティの活動をつなぐハブ機能
• 外国人への情報発信や相談機能
• ウォーターサーバー、電子レンジ、電気ケトルを設置

【イベント参加レポ】「言語交換カフェ」に子連れ参加！

ユイバースでは楽しそうなイベントや講座なども開催されています。
今回は「言語交換カフェ」に参加してきました。

今回のイベントチラシ

申し込みの際、インドネシア語、テトゥン語、ドイツ語、ベンガル語の中から興味のあるものを2つセレクト。
私はインドネシア語とベンガル語にしました。

当日の様子。和気あいあいとした和やかな雰囲気

学びたい言語別に分かれ、まずは自己紹介からスタート。
ちなみに自己紹介は日本語でした。

楽しく雑談しながら、挨拶などの基本的な会話を教えてもらえる

 

中央の女性が、今回のイベントを開催したドイツ人のハナさん

 

 

参加者は母国で日本語に興味を持って学んだ後、日本に来たという方が多かったです。
流ちょうな日本語を話す方もいれば、英語を中心にお話する方もいるなど、日本語レベルもさまざま。

子連れ参加OK。広いキッズスペースはママたちの強い味方

「スリランカべこ」がいました！各国集めたい！！

久しぶりに英語を話す機会に恵まれ、刺激的な空間でした！！

また今回、4歳と5歳の子どもを2人連れて行きましたが、わが子たちは大人しく座っていられず……。キッズスペースと玩具たちには大変助けられました。
他にも赤ちゃん連れで来ている人たちがいましたが、皆さんあたたかく対応してくれましたよ。

ドイツ、日本、インドネシアと国籍は違っても意気投合！終わってからも話が尽きなかった3人

言語交流会に参加していたメンバーの一部で記念写真♪

ぜひ足を運んでみてね

多様性を尊重するのに大切なことは、まず相手を理解し、違いを認めること。
その上で対等な関係を築くことが必要です。

ユイバースは日本人と外国人が共に話し合って作り上げた交流の場。
外国人、日本人問わず、各自の個性はそのままに一緒にいられる。そんな安心できる場所でした。

※イベントなどのスケジュールは、公式HP「月間スケジュール」を参照してください。

「いろいろな方たちに関わっていただき、みんなにとって居心地良いユイバースにしていきたい」とマネージャ―の坪井さん

お子様向けのイベントも大人気！子どもが多様性社会を学ぶきっかけにもなる

ユイバース 詳細情報