お土産にもぴったり！ 福島市内のおすすめ和菓子店3選

日本らしい美しさと繊細な味わいが楽しめる和菓子は、贈り物やおもてなしにもぴったり。
「洋菓子より和菓子が好き」という方も多いのではないでしょうか。

福島市内には歴史ある和菓子店が数多く存在します。
今回はその中から、老舗店ならではの伝統の技術を受け継ぎつつ、新しいアイデアを取り入れ、日々進化しながら独自の美味しさを追求する、福島市内の和菓子店3店舗をご紹介します。

和菓子好きの皆さん必見！ ぜひお気に入りの一品を見つけてくださいね。

フルーツ大福が人気「佐藤菓子舗」

最初にご紹介するのは、福島市五月町の「佐藤菓子舗」。親子3代にわたり、饅頭や大福など伝統の和菓子の味を受け継いでいます。

季節のフルーツを使った大福が人気で、この時期は苺大福、みかん大福がおすすめ。苺とみかんが丸ごと1個入っていて食べ応えある大福です。
ほかにもキウイやバナナ、ちょっと珍しいチーズ大福なども。1個150円～と手頃な価格なのも魅力ですね。

チーズ180円・みかん280円・キウイ150円・苺230円・バナナ150円（税込）

季節のおすすめ・フルーツが丸ごと入った苺大福・みかん大福

店を受け継ぐ佐藤利一さんは、40歳の時にサラリーマンを辞め、経験ゼロから専門学校に通って菓子作りを学びました。
70年以上の歴史がある和菓子店に現在は利一さんの作る焼き菓子やケーキも加わり、さらに品揃えが充実しています。

福島駅東口から徒歩約5分とアクセスも良く、地元の人はもちろん観光客にも愛されるお店です。

カラフルな団子が目を惹く「お菓子処 種子屋（たねや）」

2店舗目は、福島市笹谷の「お菓子処 種子屋」。福島駅からは車で15分ほどかかりますが、福島交通飯坂線を使えば桜水駅から徒歩3分ほどですので、車移動ではない方でもアクセスしやすい場所です。

60年以上の歴史を持つ「お菓子処 種子屋」のおすすめは、モチモチとやわらかな食感の団子。
団子というと一般的にはあんこや醤油だれが定番ですが、店頭では3代目店主の樅山和浩さんが作るカラフルで種類豊富な団子が目を惹きます。

冬の時期のおすすめは、苺やりんごなど季節のフルーツを使った団子。ベースとなる白あんにそれぞれの味を入れていくそうですが、苺のツブツブやりんごの果肉が入っていて、フルーツそのものの味わいを感じさせてくれます。

左からピーナッツ・生チョコ・レモン・苺・りんご・スイートポテト（1本120円・税込）

個人的には生チョコがお気に入りに。
季節ごとに種類が変わりますので、行くたびにどんな味に出合えるか楽しみがあります。夏頃にはラムネやマンゴーなど、鮮やかな色合いの団子も販売予定。

見た目もカラフルで斬新なテイストの団子は、手土産でも喜ばれること間違いなしですね！

豆大福が有名「中野屋菓子舗」

最後にご紹介するのは、大正12年創業、福島市置賜町にある「中野屋菓子舗」です。
店の看板商品「ちょっと塩味 豆大福」（1個130円・税込）は、創業当時から変わらぬ配合・作り方で代々受け継がれてきました。

なめらかできめの細かいこしあんと、青エンドウ豆の食感のバランスが絶妙で、商品名のとおり「ちょっと塩味」のきいた豆大福は、あっさりとしていて何個でも食べられる美味しさ！ 福島市民にも長く愛されてきた和菓子です。

また季節ごとのフルーツが丸ごと入った、「フルーツ大福」も人気です。

現在は3代目の早坂吉弘さんが和菓子作りを、東京での修行を経て店に戻ってきた4代目の知弥さんが洋菓子を担当しています。

バレンタイン用のチョコレートも！

バレンタインデーが間近なこの季節、店頭には知弥さんが作る美しいチョコレートが並びます。日本酒や味噌など、和の材料が使われたものや、高級ウイスキーとして知られる「山崎」などを使ったプレミアムなチョコレートもあるそうですよ。
お好きなチョコを選んで箱に詰めてもらう事もできるので（2月11日～15日を除く・箱代別途必要）、大切な人へのプレゼントや、自分へのご褒美チョコにもおすすめです！

ボンボンショコラ 1個 260円～400円（税込）

箱入りは2個620円～（税込）

「中野屋菓子舗」は昨年創業100周年を迎えました。100周年記念の新商品として「ちょっと味噌味 豆大福」の販売もスタート。福島市の新たな名物となりそうですね。