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あの有名コレクションが福島県立美術館に! 鑑賞後は「笑夢」のカレーで心もお腹も満たされよう

一度は見ておきたい「大阪市立美術館コレクション」! 移転しパワーUPした笑夢も外せません

新緑が気持ち良く、外に出かけたくなるこの季節。市内で美しい自然に囲まれた場所といえば、福島県立美術館がありますよね! 福島駅から電車で3分と交通の利便性が高い上、アート鑑賞をしたり、心地よい風を感じながら散歩を楽しんだり、この時期は特におすすめしたい場所です。

福島県立美術館外観

さらに今、福島県立美術館では期間限定&貴重なイベント「美をつくし—大阪市立美術館コレクション」が開催中なんですよ!

誰もが知っている有名な作品をはじめ、大阪市立美術館に所蔵されている8,500以上ある作品の中から厳選された172の作品を福島で観ることができる貴重な機会ということで、さっそく行ってきました!
観賞後は、4月25日に館内に移転オープンした福島市の人気カレー店「笑夢(えむ)」でランチも楽しんできたのですが、伺ってビックリ。ただの移転ではなく、かなりパワーUPしていました。

美術や芸術に詳しくない私でも、とっても楽しく充実した時間を過ごすことができました。初夏のお出かけに、アートと美味しいカレーで心もお腹も満たされるひとときを楽しみませんか?

美をつくし — 大阪市立美術館コレクション

福島県立美術館にて2023年3月21日(火・祝)~5月21日(日)にかけて開催されている「美をつくし—大阪市立美術館コレクション」。

本館建物が登録有形文化財にもなっている大阪市立美術館には、関西を中心に活躍した財界人のコレクションをメインに8,500件以上の日本・中国の絵画・書蹟・彫刻・工芸など多岐にわたる作品が所蔵されていて、古美術から近代の作品まで多彩な顔ぶれが揃っています。

現在は大規模改修工事で休館中なのですが、その期間に数ある名品の中から厳選された172の作品が福島県立美術館で展示され、珠宝のお宝が一挙に公開されています。

あなたは何を感じる? 美術品とともに時代を旅しよう!

観覧料は一般1,300円|高校・大学生1,000円|小・中学生400円

それでは、実際に中に入ってみましょう。美術館は写真撮影禁止が多いのですが、今回の展覧会は嬉しいことに撮影OKなんですよ。

展示期間は全部で6つに区切られていて、随時展示替えが行われています(美をつくしの展示替リスト)。
私が伺った日は、約130もの作品が展示されていて、1時間ちょっとの時間をかけてゆっくりと楽しんできました。

日本美術や中国美術の名品が数多く展示されていましたが、特に見逃せない作品の1つは、やはりこちら!

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏

来年度に発行される新しい千円札の裏面にも描かれるなど世界的に知名度が高い、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」。本物を実際に目にすることができて、感動です。
こちらは会期後半から5月21日(日)の最終日まで展示されています。

実際に見るからこそ、気づくことがありますね。想像していたものよりだいぶ小さい!

近くでじっくり見ていると、大きな迫力ある波、その波に乗るリアルに描かれた船、小さいけれども存在感のある富士山と、どれも力強くて美しく。この小さな画角の中に、自然の力強いエネルギーや雄大さが凝縮して表現されているんだと思うと、目が離せなくなります。

また、ゴッホやモネなど海外の有名画家にも影響を与えたという葛飾北斎の絵が、時代を越えて今、自分の目の前にあるというこの事実に感動しました。

そして、個人的にいろいろな意味で心に残った作品はこちら!

『青銅鍍金銀 仙人(せいどうときんぎん せんにん)』

1世紀から2世紀の中国で作られたという作品で、こちらを観た瞬間「宇宙人だ! やはり宇宙人は存在していたんだ!!!」と心の中で興奮してしまいました。ですが、解説を読んでみると……

『青銅鍍金銀 仙人(せいどうときんぎん せんにん)という、不老不死を得た仙人の姿を現した作品でした(面長でつりあがった目と長大な耳、どの角度から見ても私には宇宙人にしか見えませんでした)。

そんな素人視点はさておき、専門家視点で観てみると、こちらは青銅製の像に金と銀のメッキが重ねられてつくられている作品で、その技術は現代では再現することができない超絶技巧なんだそうです。

現代のように機械や工具がない時代に、手作業で驚くほど精巧な作品を作り上げた古代の職人の方々の姿に思いを馳せてみると、敬意と共に、もしかするとITやAIの発展と引き換えに失っていくものもあるんだろうな……と寂しさも込み上げてきました。

この他にも、写真では魅力をお伝えすることができない数々の名品が展示されています。やはり画像で見るのと実際に自分の目で作品を観るのとでは、受ける印象がまったく違いました。

移転新オープンの「笑夢」カレーでランチを楽しもう

芸術を堪能したあとは、福島県立美術館と図書館のあいだにある軽食喫茶室に2023年4月25日に(本店から)移転したカレー店「笑夢(えむ)」でランチを楽しんできました。

笑夢は、厳選されたスパイスを使った本格的なカレーが楽しめ、日本のカレー文化に貢献したお店を表彰しているJapanese Curry Awards2021のメインアワードも受賞したお店です。

移転と伺っていたので前店と似たようなお店をイメージしていたのですが、大間違い! と〜ってもパワーUPしていました。

笑夢の店内の一部。木を基調とした落ち着く雰囲気

内装は明るく広々としたおしゃれで居心地の良い空間で、ゆったりとくつろげます。また、窓からは美術館の緑豊かな庭園が見え、リラックスしながら食事が楽しむことができます。

そしてメニューにも変化が!

移転前から提供している「スパイスカレー」のほか、ドライカレーやカツカレー、スパイスフルーツパフェなど、新作がいっぱいありました。

今回はバターチキンカレーのナンプレート(画像左1,280円)と創作ドライカレー(画像右1,350円)を注文してみましたが、美味しいの一言。野菜や豆もたっぷりで栄養もたっぷりです。

実は2〜3ヵ月に1回のペースで笑夢のカレーを食べに行っているのですが、何度でも感動しちゃう味なんですよね。不思議です。

そして私の後ろでは男性がカツカレーを食べていたのですが、運ばれてきた瞬間「お〜!!!」と歓声が。間違いなく男心を鷲掴みするメニューでした。写真は撮れなかったので、ぜひ足を運んで注文してみてくださいね。

住所 960-8003 福島県福島市森合西養山 1
電話 024-597-8480
営業時間 11:00〜20:00
定休日 月曜日
席数 30席

「大阪市立美術館コレクション」と「笑夢カレー」で素敵な一日を過ごそう

鑑賞風景

今回ご紹介した「美をつくし—大阪市立美術館コレクション」は、5月21日(日)までの期間限定で開催されています。鑑賞後には、美味しい笑夢カレーを頬張りながら友人や家族と感想を語り合う時間も最高ですよ。

ぜひ新緑の気持ち良いこの季節に福島県立美術館へ足を運び、心に残る作品の世界と美味しいカレーを堪能し、心もお腹も満たされる一日をお楽しみください。

イベント情報や交通については、以下の記事をご覧ください。

美をつくしー大阪市立美術館コレクション

番匠亜沙美

レギュラーライター / 動画クリエイター

番匠亜沙美

仙台市出身。出産を機に時間や場所に縛られない仕事がしたいと、2016年に介護職から一転、未経験ながらフリーライターの活動を開始。2018年に福島市に転居、2020年公募で観光ノートのライターとなる。YouTubeチーム発足後は動画編集やサムネ制作、DTPなど幅広く活動。相手の立場にたった感受性豊かなコンテンツ制作を目指している。

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